Brazeで購入イベントを記録してみる
Brazeではアプリ内でのモノの購入があったときのカスタムデータとして、購入イベント
を記録することが可能です。
購入イベントは個々のユーザープロファイルごとにライフタイムバリュー(LTV)を確立するために使用され、 記録された購入イベントに基づいて任意の数またはタイプでフィルタリングできるようになります。
やってみる
アプリ内でBrazeに送信
SDKを組み込んだ状態で、アプリ内での購入が成功した段階でBrazeに送信してあげる必要があります。
コード)
appboy.logPurchase(productId, price, currencyCode, quantity, purchaseProperties);
- productId
- 購入した商品を識別するための文字列(SKUなど)。値の長さは255文字までで、$で始めることはできず、英数字と句読点のみを含むことができます
- price
- 支払った金額で基本単位は通貨によって異なリマス
- currencyCode(Optional)
- ISO 4217の通貨コードで、デフォルトはUSD
- quantity(Optional)
- 購入したアイテムの数量を整数で表す。1以上100以下でなければならない。デフォルトは1
- purchaseProperties(Optional)
- 購入のプロパティのハッシュ値。キーの長さは255文字までで、$で始めることはできず、英数字と句読点のみを含むことができます。値は、数値、ブーリアン、日付オブジェクト、255文字以下の文字列、または数値、ブーリアン、日付オブジェクト、配列、文字列、NULLを値とするネストされたオブジェクトとすることができます
動画コンテンツに対して投げ銭できるアプリを例にすると、 投げ銭のトランザクションが成功で完了したあとに以下のようなコードを書いてあげるだけで大丈夫です。
appboy.logPurchase('ofuse', 100, "JPY", 1, {'video_id': movie.data.contents_id});
enableLoggingが有効な場合、上記コードが実行されたときはコンソールにログが表示されました。
ダッシュボードで購入イベントを確認
Brazeに購入イベントが記録されると、ダッシュボードの収益
からデータを参照できるようになります。
USD以外の通貨単位で送信していた場合は、当日の為替でUSDに変換されて表示されました。
購入やレベニューのデータを出し分けたり、
製品(SDKから送信したproductId)別でデータを参照することも可能でした。・
ユーザー個別の画面でも、そのユーザーの購入イベントの記録が確認できます。
購入イベントに基づいてキャンペーンやカンバスをトリガー
購入イベントでは上記のようなフィルターをかけてターゲットユーザーを選定できます。
購入した商品の回数や
購入金額等でユーザーをセグメント化してピンポイントでメッセージを送信できます。
配信条件の選択では、購入商品の追加プロパティでフィルタリングすることも可能です。
さいご
SDKを用いて購入イベントをBrazeに記録し、メッセージ配信のトリガー条件に使ってみました。
購入イベントの記録によりユーザーのLTVがわかるようになるので、よりパーソナライズされたメッセージの配信ができるようになるかと思います。